事例 旅行業務
実例
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東京の旅行会社向け:Excel→PDFの帳票自動生成

5名の手配チーム向けに、SharePoint同期のExcelから、ガイド請求書と旅程表のPDFを自動生成します。予定変更があっても、安全にすぐ 作り直せます。

概要

実際の数値と、現場の業務フローに合わせて作りました。

背景

月に数百件規模のインバウンドツアーを扱う運用でした。

  • 手配チーム:5名
  • 共有のExcelブックを日々更新
  • 繁忙期があり、月次の書類作成が発生

繁忙月の出力(例)

ピーク月の、実運用からの一例です。

  • ミッション:約300件(ガイド約40名に分割)
  • 請求書:約40件(ガイドごとに1件)
  • 旅程表:約100件(旅行ごとに1件)
  • PDF出力:約140本(繁忙月の例)

導入前 → 導入後

手作業のコピペ中心から、作り直しまで含めて回せる形にしました。

  • 月5〜15時間 → 約10分
  • 命名や書式のズレによるミスを減らしました
  • 変更時の作り直しが容易になり、手戻りコストを削減

課題

日常のExcel作業が、毎月の運用負担になっていました。

入力が散らばっている

複数のExcelファイルに情報が分かれ、複数人が日々更新していました。出力はフィルタ、コピー、手動のPDF出力が中心です。

  • 命名規則のばらつき
  • 人名や地名の表記ゆれ(アクセントや綴りの違い)
  • 直前の旅程変更で手戻りと重複が発生
  • 反復作業が多く、ミスとストレスが増える

譲れない条件

いまの運用とテンプレートに、無理なく収まる必要がありました。

  • Excelを正として維持する
  • 同じファイルを扱う他チームの作業を止めない
  • ルールは非エンジニアでも更新できる
  • 安全運用(元ファイルは上書きしない)

作ったもの

速度と安全性を優先し、現場の手触りを崩さない小さな2つのツールにしました。

請求書生成(Windows ツール)

正しい請求書PDFを生成します。

  • 元のブックとテンプレートを自動で探索
  • 期間、担当者、特例ルールを画面で選択
  • 命名とデータを揃えてPDF出力

旅程表生成

ミッションごとにテンプレートへ反映し、クライアント向けPDFを出力します。

  • 行程、日付、宿、移動、チケット情報などを反映
  • 旅程変更があっても作り直しが簡単

Excel 上の設定

ルールはExcelに置き、手配チームで更新できるようにしました。

  • 細かい支払い調整
  • 社内の表記ゆれを吸収する同義語設定
  • 設定ミスを防ぐチェック

運用フロー

できる限り自動で進めます。迷うときは必ず確認します。

  1. まずは簡単なチェック(ファイル不足、Excel ロックなど)を行います。
  2. 元ブックを自動で見つけ、候補が複数ある場合だけ選択します。
  3. 対象の年とシートを選び、ガイドと請求期間を指定します。
  4. 設定ブックのルールと特例を適用します。
  5. 表記ゆれ(アクセントや綴り)を扱い、曖昧な場合は確認します。
  6. 作業は一時フォルダで行い、元ファイルは触りません。
  7. PDFを出力し、実行履歴を残します。違和感があるときに後から追えます。

繁忙月でも安心して回せることが最優先でした。出力が予測でき、確認が分かりやすく、危険な副作用が出ないようにしました。

結果

速度と一貫性が上がり、避けられるミスが減りました。

  • 繁忙月の例:ミッション約300件、ガイド約40名、旅程表約100件 → PDFを約140本生成
  • 月5〜15時間の作業が、約10分に短縮
  • 直前の旅程変更があっても作り直しが容易
  • テンプレート、命名、書式の統一で出力が安定
  • 実行履歴が残り、確認とトラブル対応がしやすい

導入と引き継ぎ

軽量な形で納品し、短期間で展開しました。

無理のない統合

Windows の .exe として配布し、周辺の運用を大きく変えずに使えるようにしました。

  • SharePoint同期のExcelと既存テンプレートで動作
  • 新しいアカウントや大きな移行は不要
  • 他チームの作業を止めない前提で設計

短いサイクルで改善

10月に初回デモ、1月に本番運用開始。初期の例外は現場のフィードバックで早く潰しました。

  • ドキュメントと FAQ
  • 現場と管理側への簡単な説明会
  • 新しいルールや例外へのフォロー(任意)

似た課題がある場合

スプレッドシート、PDF、月次の事務作業に時間が取られている場合、多くは安全で軽量な改善で大きく楽になります。