事例 EdTech 運用
実例
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EdTech スタートアップ向け:修了証の自動発行と即時レポート

5〜10名規模の急成長チームで、修了証、メール、レポート作成を回し続ける必要がありました。専任の運用チームを増やすのでも、 大きなシステム移行をするのでもなく、いまの Google Workspaceで確実に回る形にしました。

概要

高ボリュームでも破綻しないようにし、操作も分かりやすい形にしました。

背景

受講完了、修了証、フォローアップのレポートなどを扱う社内運用。

  • チーム規模:5〜10名
  • Googleドライブ、スプレッドシート、Gmail
  • 複数フォルダに分かれた「元シート」

高ボリュームの出力

正確で、繰り返し実行できることが必要でした。

  • 修了証を約1,500件生成
  • 社員ごとに .docx.pdf を出力
  • 会社のメールボックスから、ボタン一つで送付

導入前 → 導入後

手作業の結合や追いかけ作業を減らし、同じ手順で回せるようにしました。

  • 数時間〜数日かかっていた作業が、バッチごとに数分へ
  • 送付漏れや誤送信を低減
  • 書式が揃い、後から確認しやすい

課題

成長により「簡単な事務」が、信頼性の問題になっていました。

データが散らばり、整っていない

受講完了データが複数のスプレッドシートとドライブのフォルダに分散していました。メールアドレスや詳細(役職、会社名の表記ゆれ、日付など) も別管理です。

  • 正が複数(名簿、完了記録、エクスポート)
  • 同名がある、書式が揃っていない
  • 「別の人に送ってしまう」リスクが高い

譲れない条件

日々使っているもののまま、確実に回る必要がありました。

  • Googleドライブとスプレッドシートを正として維持する
  • ブランド付きの .docx.pdf 修了証を作る
  • 会社アドレスから、ボタン一つで送付
  • ログと安全な再実行(重複送信を防ぐ)

作ったもの

2つの自動化。修了証の大量処理と、フォーム起点の即時レポート。

修了証ジェネレーター

.docx テンプレートから、個別の修了証を生成します。

  • 氏名、モジュール、完了日、役職、会社情報を取り込み
  • 日付や氏名の表記を整え、必須項目の欠落をチェック
  • 追跡できるよう、修了証IDを付与

PDF出力とメール送付

PDFを出力し、会社メールから正しい宛先へ送付します。

  • 送付は小分けにして行い、失敗時は自動で再試行
  • 送付前のテスト実行(確認用)
  • 宛先ごとのログ(状態、時刻、出力ファイルリンク)

フォーム → レポート(Apps Script)

フォーム送信ごとに、グラフ付きの個別レポートを作り、数分以内にメール送付します。

  • タイマーではなく「送信」をきっかけに実行
  • 入力データと参照テーブルから指標を計算し、図表を生成
  • テンプレートに反映してPDF出力し、そのまま送付

運用フロー

速いだけではなく、コントロールできること。確認ポイントとログを用意します。

修了証(一括)

  1. 必要なスプレッドシートを見つけ、ドライブのフォルダへのアクセスを確認します。
  2. 参加者一覧と完了記録を取り込み、メールや必須項目の欠落をチェックします。
  3. テンプレート変数を解決し、作業フォルダへ .docx を生成します。
  4. PDFに出力し、受講者ごとのログ(生成済み、送付済み、スキップなど)を残します。
  5. 正しい添付で送付し、送付済みの行は明示的に指定しない限り再送しません。

レポート(送信時に実行)

  1. フォーム送信時に内容を取り込み、基本チェックを行います。
  2. 指標を計算し、グラフを生成します(参照表の検索も含む)。
  3. レポートテンプレートに反映し、PDFに出力します。
  4. 送信者へメール送付し、サポート用に簡単な記録を残します。

結果

ミスを減らし、提供を速くし、小さなチームでも回る形になりました。

  • 修了証を約1,500件、書式とメタデータを揃えて生成
  • バッチ実行を繰り返せるように(ログと安全な再実行)
  • フォーム送信後、数秒から数分で個別レポートを送付
  • 急成長期の事務負担を削減

導入と引き継ぎ

非エンジニアでも回せる運用。困ったときに切り分けられる形にしました。

無理のない設計

ドライブの既存構造とテンプレートを前提にし、整理し直すプロジェクトにしない方針です。

  • フォルダが分かれていても対応できる「元シートのマップ」
  • テンプレート変数をドキュメント化し、更新しやすく
  • バッチごとの保存先を固定し、後から追いやすく

運用とサポート

ログ、切り分け、将来の拡張(項目追加、レポートの派生)を見据えた形にしています。

  • 1枚のガイドと、よくある例外の FAQ
  • 送付前の簡単なプレビュー手順
  • ボリューム増加に合わせたフォロー(任意)

似た課題がある場合

スプレッドシート、修了証、PDF、Google Workspace の事務作業に時間が取られている場合、多くは安全で軽量な改善で大きく楽になります。